AIに聞けば、答えは返ってくる。けれど、そのあと資料にまとめているのは、結局いつも自分——。第26回「シン・仕事術」セミナーで扱ったのは、この「聞くだけ」の壁を越えるための使い方でした。ファイルを開き、中身を書き換え、保存まで任せる。たったこの一歩で、手元に残る仕事の量は大きく変わります。

テーマ:作らせる、仕事術 ― Chat型AIから、Agent型AIへ ―

2026年9月9日、第26回「シン・仕事術」セミナーを開催しました。前回の第25回では「探しに行かない、仕事術」として、流れていくフロー情報をストック情報に変える方法をお伝えしました。今回はその次の段階、ストックした情報を使って「実際に作らせる」ところまでを扱っています。

AIを使う方は、この2年で本当に増えました。それでもよく伺うのが、「聞けば答えてくれる。でも結局そのあと、自分で資料にまとめているんですよね」という声です。”聞く”だけでは、手を動かすのは最後まで自分。AIは賢い相談相手にはなっても、仕事そのものは減っていません。

ここを変えるのがAgent型です。当日は、業務向けに提供されている「ChatGPT Work」を題材に、次の内容を実際に手を動かしながら確認しました。

  • Chat型AIとAgent型AIの違い(「聞く」と「任せる」の境界線)
  • ChatGPTと「ChatGPT Work」は何が違うのか
  • Googleドライブと連携し、フォルダ単位で仕事をしてもらう
  • 既存のExcel・PowerPointをAIに直接追記・編集させる
  • うまくいった手順を「スキル化して」の一言で固定する

とくに反応が大きかったのが、最後の「スキル化」でした。うまくいったやり方を、その場で「スキル化して」と伝えるだけ。次からは説明不要で、同じ品質のものが出てきます。毎回ゼロから指示を書き直していた方にとっては、ここがいちばんの転換点になったようです。

KEY INSIGHT

AIに「聞いている」人は、もうたくさんいます。でも、AIに「任せられている」人は、まだ少ない。この差が、これからの仕事量の差になります。

今回のハイライト

  • 「聞く」と「任せる」の境界線:Chat型とAgent型は何が違うのかを、実務の言葉で言語化しました
  • ChatGPTとChatGPT Workの違い:使い慣れたChatGPTをベースに、業務で任せられる範囲がどこまで広がったのかを整理
  • Googleドライブとの連携:ファイル1枚単位ではなく、フォルダ単位で仕事を渡す方法
  • 既存ファイルへの直接編集:Excelへのデータ追記、PowerPointの資料作成をハンズオンで実践
  • 「スキル化して」による固定化:一度うまくいった手順を、毎回説明しなくて済む状態にする

参加者の声

skillsにしての魔法の言葉。workでpptを作る時にテキストを編集可能に出来る事。
ChatGPTのチャットとworkの違いがわかりました。合格基準が出た際に「スキル化して」。やり方や方法がわからない場合、AIに聞いてみる。
今後、AIがスキル化で統合されていく。スキル化することで固定化できること。ドライブとの連携でフォルダ単位で仕事をしてもらうことができる。
スキルの概念。ワークの凄さ。明日から使えるルーティン自動化。
プロンプトがさらに簡素化できる事。とは言え、精度を求めるには、やはりそれなりの情報を与える必要あり。
久しぶりの参加で、一瞬浦島状態でしたが、今回も勉強になりました。

アンケートにご回答いただいた方の満足度は、5段階で平均4.8でした。なかでも嬉しかったのが、「精度を求めるには、やはりそれなりの情報を与える必要あり」という一言です。Agent型になって指示そのものは簡素になりましたが、渡す情報の質は変わらず効いてきます。そこまで掴んで帰っていただけたなら、この回は成功だったと思います。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

今後の開催予定

第26回

9月24日(木)18:30-21:00|会場:オンライン(Zoom)

『作らせる、仕事術 ― Chat型AIから、Agent型AIへ ―』

第27回

10月7日(水)18:30-21:00|会場:京橋

『AIを”参謀”にする仕事術』(タイトル調整中)

第27回

10月28日(水)18:30-21:00|会場:オンライン(Zoom)

『AIを”参謀”にする仕事術』(タイトル調整中)

9月24日のオンライン開催は、9月9日と同じ内容です。当日ご参加いただけなかった方も、まだ間に合います。ご興味のある方は、ぜひスケジュールを押さえておいてください。


NEXT STEP

AIに「任せられる」側へ、一歩進みませんか

記事を読むだけでは、手は動きません。実際にご自身のファイルを使いながら、AIに仕事を渡す感覚を掴んでいただく場をご用意しています。

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