シン・仕事術セミナー 第26回
作らせる、仕事術。
あなたのChatGPTに、手足がつきました
最後の一手間が、手離れしない。

毎日、業界のニュースを集めています。検索して、記事を開いて、日付とタイトルと著者を控える。要約を書いて、リンクを貼る。エクセルに一行ずつ。
自分で読んでまとめるのは、正直面倒です。でもChatGPTは、ポイントを押さえた要約を一瞬で書いてくれます。
そこまでは、いいんです。
でも、画面に出た表をコピーして、エクセルに貼っているのは、私です。
AIを使って、かなり便利になりました。ただ、最後の一手間が、どうしても手離れしない。他の作業が便利になった分だけ、この面倒くささが、よけいに気になります。
なぜか。ChatGPTには、書き出す力がなかったからです。
頭は、ずっと良かった。足りなかったのは、手足でした。
だから今まで、手足の役をやっていたのは、私です。あなたも、たぶんそうです。
自動化が根づかなかった理由。

「そんなもの、自動化すればいい」とは、ずっと言われてきました。
コードが書けるならGAS、書けない人にはRPAやZapier、Make、Dify。「ノーコードで誰でもできます」と。
でもノーコードとは、コードを書かなくていいという意味であって、設計しなくていいという意味ではありませんでした。
変数の型を決める。どの箱の中身を、どの箱へ渡すか、線を引く。複数件あるときはループを組む。
コードを書いていないだけで、やっていることはプログラミングです。
忙しい経営者が、片手間にやる作業ではありませんでした。
しかも一度でも想定外が来れば止まり、直せるのは作った人だけ。
だから自動化は、決まりきった仕事にしか届きませんでした。
そして中小企業の仕事は、決まりきっていません。あなたの会社に根づかなかったのは、当然だったんです。
GPTsを作った方は、もう少し先で止まったはずです。
作れたのに、ファイルにしようとしたら「Actionsを設定してください」。
調べたら「Makeと繋いでください」。そこで気力が尽きた。
コピペを続けていたのは、あなたが怠けたからではありません。道具に、その力がなかっただけです。
目的とガードレールを渡す。

2026年7月9日、ChatGPTに「Work」というモードが増えました。
自動化は、手順を渡します。エージェントは、目的とガードレールを渡します。
旅行代理店を思い浮かべてください。
沖縄に3泊4日、家族4人。予算は一人10万円まで。
できればANAで。オーシャンビューがいい。押さえる前に一度見せてほしい。
これだけ伝えて、あとは任せますよね。
どの便を先に押さえるか、どのサイトで空室を見るか、手順は一言も言っていません。
かといって「予算内でいい旅行にしといて」とも言っていない。
これが、目的とガードレールを渡すということです。
希望のホテルが満室なら、代理店は黙って止まったりしません。「隣もオーシャンビューです」と代案を持ってきます。
でも予算を超えるときは、勝手に決めずに聞いてきます。
線の内側では、自分で考えて進む。線を越えるときは、必ず聞く。Workも、同じです。
これまでは、GASを書いて、APIキーを設定して、MakeやDifyでつないでいました。
これからは、入れて、ログインするだけ。
詰まっても、別の手を試して進んでいきます。全部、日本語で。
やりたいことは、ずっと同じだったんです。
記事を並べたい。台帳を更新したい。資料の形にしたい。
変わったのは、道具のほうです。
いつもの相棒に、仕事を任せる。

もうひとつ。乗り換えなくて、いいんです。
私はこれまで「Claude Coworkがいいですよ」とお伝えしてきました。
今もそう思っています。
ただ、何人かの方にこう言われました。「乗り換えるとなると、ちょっと」
月額が増えるから、ではありませんでした。
ChatGPTは何年も使っていて、こちらの仕事の背景も、言葉づかいの好みも、迷っていることも知っている。
あれはもうツールというより相棒だ、と。
それを置いていくのが惜しい。まっとうな判断だと思います。
Workは、乗り換えではありません。同じアカウント、同じ画面。
積み上げてきたプロジェクトも、そのまま出てきます。
上のトグルを切り替えるだけ。追加の契約も要りません。
「エージェント」と聞いて真っ黒な画面を想像した方、出てきません。
私も、押してみるまで分かりませんでした。
あなたのChatGPTに、手足がついた。それだけの話です。
ただし、どこへ向かうかを決めるのは、これまで通りあなたです。
実際に手を動かす、2時間半。

今回は2時間半かけて、実際に手を動かします。見て終わりにはしません。
ご自身の仕事をひとつ選んで、その場で動かして帰っていただきます。
第1章 なぜ、あなたの会社では自動化が根づかなかったのか
定着しなかった理由を、根性の話ではなく道具の性質として整理します。そのうえで、エージェントは何が違うのかをはっきりさせます。
第2章 乗り換えなくて、よかった
Workモードを実際の画面でお見せします。
あわせて、あなたのChatGPTがあなたについて何を知っているか、その場で見てもらいます。たぶん、思っているより知られています。
第3章 おしゃべりと、仕事の違い
境目は一本しかありません。読めるだけか、書けるか。
SkillsやAGENTS.md、MCPの正体も、ここで明かします。
第4章 一覧表が、勝手に育つ
今回の本命です。一覧表をファイルで受け取る。
来週分を同じファイルに追記させる。毎週月曜の朝に、勝手に更新させる。
同じやり方を、相見積の比較や定例会議の準備へ広げる。
第5章 自分の仕事をひとつ、その場で作らせる
頼み方には型があります。OpenAI自身が公開しているものです。
第1章の「目的とガードレール」を、ここでご自身の手で書いていただきます。
帰り道に、こうなっています

・エクセルやパワーポイントを、ファイルの形で受け取れる。コピーして貼る作業がなくなります
・すでにある台帳や議事録に、AIが書き足せる。毎回ゼロからではなく、育っていきます
・メールやカレンダー、Googleドライブとつながり、往復のコピペが消えます
・毎月やっている決まった仕事を、手順ごと覚えさせて呼び出すだけにできる
・思ったものが出てこないとき、どこを直せばいいかの見当がつきます
持ち帰るもの

・その場で作らせた、ご自身の仕事の成果物ひとつ
・あなた専用のスキル1本。翌日からそのまま使えます
・依頼の型のチェックシート
このセミナーは、新しいAIツールの操作講座ではありません。
ご自身の仕事のどれを最初に任せるかを決めて、その場で動かして、明日も同じことができる状態にして帰る場です。
📅 開催概要


- 日時:2026年9月24日(木) 18:30-21:00
- 場所:オンライン開催 (Zoom)
- 参加費:5,000円(税込)
※本セミナー初参加の方は3,000円(税込) - 持ち物:ノートPC(ChatGPTの有料アカウントを推奨。当日ログインできる状態で)
※Claudeアカウントは任意。お持ちでない方は見学でOKです。
エージェントという言葉を知っている方は、もうたくさんいます。
ただ、自分の仕事を任せている方は、まだそれほど多くありません。
難しいからではないと思います。たぶん、まだ触っていないだけです。
触れば分かります。私も、押してみるまで分かりませんでした。
9月24日、その場でひとつ動かして帰ってください。
お待ちしています。
👨🏫 講師紹介

株式会社変革支援パートナー
代表取締役 横山 一成氏
三井物産・マッキンゼー・ミスミで培った経営改善の知見をもとに、「社長が“社長の仕事”に専念できる仕組みづくり」を支援。
AIを経営・現場の両面で実装する実践派コンサルタント。
シン・仕事術とは?

AIで“時間”を創り、ヒトにしかできないことに集中する。
ChatGPTをはじめ、最新AIツールを活用し、資料作成・業務効率化・戦略立案を経営者・ビジネス視点で見直す実践シリーズです。
“使い方”ではなく、「思考」と「視点」。
本質的な生産性を高める、AIとの“新しい仕事のかたち”を提案します。